受難節(レント)は四旬節ともいわれ、復活祭前の6回の日曜日(主日)を除いた40日間をいいます。受難節の始まる水曜日を灰の水曜日といいます。本年は、2月14日が灰の水曜日になります。40日間の設定は、イエス・キリストが体験された荒野の試練の40日間の断食に由来しています。
受難節の期間は、イエス・キリストが私たちの罪のために身代わりとして、十字架にかかられた御受難を覚え、身を慎んで節制につとめ、祈りつつこの世の生活を送ります。
復活祭の前の日曜日(主日)を棕梠(しゅろ)の主日といいます。本年は、3月25日が
棕梠の主日になります。棕梠の主日から復活祭の前日までの1週間を受難週(3月25日〜3月31日)といいます。この週にはイエス・キリストを覚え、祈りに集中します。
受難週の木曜日を洗足木曜日(3月29日)といいます。この日にはイエス・キリストの最後の晩餐にならい、信濃町教会では「洗足木曜日聖餐式」をいたします。翌日の金曜日は、受難日(3月30日)といい、イエス・キリストが十字架にかかられた日として覚えます。受難日にはイエス・キリストを覚えて、信濃町教会では「受難日祈祷会」をいたします。
イエス・キリストは、十字架上に死に、葬られ、3日目の日曜日の朝早く、よみがえりました。春の訪れとともに、復活祭は喜びと賛美に満ちた教会のもっとも大切な祭日です。
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